歴史の教科書に載らないこと!日本近代化の立役者、小栗上野介忠正とは

人物

旧幕府軍の小栗というエリート官僚

幕末の時代、尊王攘夷を唱える倒幕派、旧体制の佐幕派による熾烈な戦いが繰り広げられていた日本。結果としては、ご存知の通り、第15代将軍徳川慶喜が大政奉還をすることになりました。260年以上続いた江戸幕府に終止符が打たれました。

ところが破れた旧幕府の中には、抜群の秀才エリートが多数存在し、その中の1人に小栗上野介忠正(おぐりこうずけのすけただまさ)と言う幕臣がいました。

名家に生まれ、現在の財務大臣に当たる勘定奉行や、軍艦奉行などの職務を務めたスーパーエリートです。彼が幕臣時代に描いていたシナリオが、その後日本近代化の礎を築きました。

旧幕府軍の活躍は、歴史の教科書ではもみ消されている

明治維新後、近年の日本近代化の種をまいていたのは、新政府だと疑いなく思われていますが、実は明治新政府の人間ではなく小栗を始めとする旧幕府軍の人間だったことが明らかになってきています。

小栗は、日本初の株式会社(兵庫商社)、製鉄所(後に造船所)、火薬工場などを生み出したが、政府はその突出した才能に恐怖心を抱き、彼を問答無用で処刑してしまいました。

つまり【勝者が歴史を作り、敗者の歴史は揉み消されていく】ということの典型的な例です。

これが一例ですが、旧幕府軍の実績はすべて新政府の実績として塗り替えられてしまいました。

現在の日本の教科書でもそのようにが引き継がれています。これが、日本の歴史の教科書の真実です。