1番好きな人と結ばれる幸福は、100人のハーレムにも勝る
突然ですが源氏物語といえば、どんなイメージを持つだろうか?
光源氏がイケメンでモテモテでチャラい?
主人公の光源氏は超チャラ男で、
光源氏というプレイボーイが、
女性と遊びまくる物語、、、
と思っていたら大間違いです。
この主人公、ただのモテ男という訳ではなく、
悲劇のヒーローならぬ、
「悲劇のプレイボーイ」だったのです。。。
光源氏の女性遍歴
光源氏と関係を持っていた人数は数知れません。
藤壺の宮:最愛の人。父親の恋人だが、妊娠させてしまう
理想にして最愛の女性。
そして光源氏の義母。
初っ端からディープ!!
義母相手では恋も叶わない。
この恋の幻影を求めてなのか、
光源氏の満足することのない
浮気性はここから始まる。
藤壺は、長い間光源氏の
求愛を退けて来たが、
遂に襲われた上に妊娠。
その後政治的に厄介な事になるが、
最終的に帝の母には上り詰めた。
紫の上:少女を誘拐し、自分好みに育てて嫁にした
光源氏は、ロリコンと呼ばれる所以がここにある。
10歳の時、庭先で泣いていた所
光源氏(18)は一目惚れ。
連れ去られてしまう。
ここだけ読むともはや
ただの危ないおじさんやん。
葵の上:最初の正室
光源氏の最初の正妻。
葵の上は、数ある名門貴族の中でもとりわけ位が高い。
父はその左大臣、母は皇女で、
しかも桐壺帝の同母妹である。
ゆくゆくは中宮になることを期待されていたが、
光源氏は一臣下に過ぎない上、
16歳の自分より4歳も歳下である12歳の光源氏には、
不服もあってか、全く打ち解けようとしなかった。
ある意味、光源氏の浮気性の要因となったとも言える。
26歳で光源氏の(表面上の)最初の子を身篭るが、
出産直後、六条御息所に 呪い殺さてしまう。
その呪い殺したのが、次の六条御息所ね
六条御息所:浮気した相手女性を呪い殺す女
源氏物語で最もめんどくさい女だ。
才色兼備でプライドの高い上流階級だが、
光源氏にとっては遊び相手程度の感覚だったが、
彼女自身は完全に7歳年下の光源氏の虜となってしまう。
結果、光源氏に欝陶しがられそえんになり
他の女への嫉妬心が高まり、
無意識に生霊化し相手を呪い殺す力がつく。。
まずは、身分が低いのに
光源氏と関係を持った夕顔を呪い殺す。
その次は最初の正妻葵の上をも呪い殺す。
有名な「車争い」という場面。
車から降りようとした 六条御息所は
転んでしまい外に放り出される。
それを悠然と見下ろす「葵の上」
その目は
私の主人から手を引きなさい
そう訴えかけていた
二人の女の間で火花がバチバチ散っていた瞬間である。
この一件で益々遠ざけられてしまい出家。
しかし、嫉妬心は治まらず
死後も怨霊と化し女達を呪い続ける。
ネチネチ女恐すぎ
空蝉:脱いだ着物を光源氏に持ち去られる
控えめで慎み深く、
小柄で容貌も美貌とはいえない地味な女性であったが
立ち居振る舞いが水際立っており趣味も良かった。
光源氏に垣間見られアタックされるも
身分の違いなどを考えて拒んだ。
その際、求愛に対して一枚の着物を残し逃げ去った所、
源氏は持ち去り、セミの抜けによそえて和歌を歌っている。
フラれた女の脱いだ服を持ち去る。
。。へ、変態なのでは。。笑笑
やがて夫を亡くし出家。
再会した源氏は、拒まれたことで彼女が印象に強く残っており、
尼となった彼女を二条東院に迎えて住まわせた。
夕顔
細身でか弱い印象の女の子。
見かけによらず逆ナンで光源氏を引っ掛け恋仲になる。
一般庶民で光源氏とは身分の差があり、
周囲に隠れて光源氏とラブラブしていた所、
それを知った六条御息所に呪い殺される。
うわー!また出たーー呪い女!
末摘花:源氏物語一の不美人
源氏物語で一番ブスな末摘花は、
「座高が高く、やせ細っていて顔は青白く、中でも鼻が大きく垂れ下がってゾウのようで、鼻先が赤くなっていて酷い有様」
と、可哀想なほどの言われようだ。
しかし、光源氏は最初はその事は知らずに、美人だという噂話だけで、暗闇の中で一晩を過ごした後、
雪の中の光で初めて顔を見ている。
その時の感想がこれだ。
しかし、源氏はブスだからこれっきりとはならない。
ちゃんと責任を取って、その後の生活の面倒は見ていたのだ。
結局、一番愛していたのは藤壺の宮
源氏が一番思い続けたのは、藤壺の宮という女性です。
その女性の影を追い続けながら、
多くの女性をだき続けることで寂しさを紛らわせていたという物語なのです。
彼が数多もの女性を追い続けたのは、
第1志望の女性の影を追いながら、
第2志望以降の女性ばかりをうろうろしていたからです。
一番本命の女性と、それ以外の女性とは雲泥の差です。
これは全てにおいて同じことがいえます。
一番求めているものの満足度に比べたら、
2位〜100位までの満足度を全て足しても、届かないほどです。
きっと光源氏もそんな思いがあったのではないでしょうか?