Google が独占禁止法違反で制裁金 1250 億円は歴代最高額?日本での過去の最高額は?

お金と経済

欧州独禁法違反で過去最高額の罰金か

英米メディアでは、Googleが27日にも、欧州取引委員会(EC)から独禁法違法で罰金を課される見通しであることを報じました。

ITの世界では、先駆者が規模のメリットを活かして一気に勝ち組に上がってしまうイメージがありますが、こんなことも起こるのですね。

なんでも、ショッピングサービスで、自社の製品を競合製品よりも目立つように表示していたとか。確かに圧倒的な検索エンジンの地位を利用しての戦略に思えます。

制裁金1250億円(10億ユーロ)はどれだけすごいことなのか

これまでの独禁法違反に対する罰金の最高額は、2009年、欧州委員会が Intel(インテル)に科した 10億6000万ユーロです。(参考:欧州委員会、独占禁止法違反でインテルに14億5000万ドルの制裁金

金額で言えばこちらの方が大きいように見えますが、為替の関係でしょうか、今回のGoogleの件が過去最高額と各メディアでは報じられています。

ちなみにこの当時は、2004年に欧州委員会が Microsoft に科した4億9700万ユーロが過去最高でしたので、過去最高額と報じられていました。

日本での独禁法違反額の最高は?

日本での独禁法違反に関しては、2014年3月、公正取引委員会が大手海運会社4社に対して独禁法違反に当たるとしました。課徴金額は4社で227億1848万円で、このうち日本郵船には131億107万円で、公正取引委員会による、一企業への課徴金納付額では過去最高額だったそうです。(参考:公取委、日本郵船など4社に課徴金命令 自動車輸送カルテルで /

莫大な金額ですが、今回のGoogleの事件の1250億円と比べるとおよそ10分の1です。

どれだけ大きな制裁金が課されているかがわかりますね。IT化により、より大きな金額が一瞬で動く世の中になっているとも考えられます。

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