天才はお金には無頓着だった
葛飾北斎といえば、『富嶽三十六景』を代表作とする浮世絵師で知られています。その呼び声は海外のゴッホら印象派にも影響を与えている偉人と呼ばれる人ですが、、、生涯を通じてお金には苦しむ生活が続いたようです。
葛飾北斎について
まずは北斎について復習してみましょう。江戸時代に一世を風靡した絵師、葛飾北斎(1760-1849年)は、代表作には『冨嶽三十六景』や『北斎漫画』がある浮世絵師です。
弟子は200人
その実力から、門人の数は、孫弟子も含めて200人に近くいたと言われます。
海外でも人気が高い
北斎は、江戸時代を代表する、、、いや、日本の歴史を代表する天才の一人でした。
その影響力は日本にとどまらず、ゴッホや、エドガー・ドガなどの海外の絵画の巨匠にも影響を与えていた。
1998年には、アメリカ合衆国の雑誌『ライフ』の企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、日本人として唯一86位にランクインしました。
財布の管理がとにかくルーズだった
収入額は、武士でいえば 300 石取りよりも低く、町民よりも少し裕福な程度でした。
しかし、管理がとにかくルーズで、家賃の取り立てが来ても、部屋のその辺に落ちていた給料袋をそのまま渡してしまうほどの大雑把な管理でした。
北斎はとにかく定住しない生活をしていた
部屋の掃除がとにかく大嫌いで、部屋が汚れてくると掃除をする前に引っ越してしまいました。なんと1日に3回引っ越ししたことも含めると、90年の生涯で93回も引っ越しをしたそうです。
もし貯蓄をするような性格であれば、相当な画料もあったので、大金を貯蓄することも可能だったはずです。しかし、時には画材を買う金にも困るほど、お金がない時もありました。
世界にもなを轟かせた天才は、いかにも天才らしく、普通では考えられないような感性を持っていたのかもしれません。
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