歴史から見るリーダーになるための資質

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リーダーに必要な資質とは

歴史上には数多くの偉大なリーダーたちがいました。

そのリーダーたちから学べることは、現代の人間関係にも繋がることがあるに違いありません。

人と違っていることと、それを信じ込む力

邪馬台国の卑弥呼

邪馬台国の卑弥呼と聞いて、全く聞いたことがない人はまずいないでしょう。

歴史の教科書では絶対に登場するし、不思議な女性であるイメージがあるのではないでしょうか。

邪馬台国当時の日本は、たくさんのクニに分かれていました。そしてその小さなクニ同士で争っていました。

その中で、邪馬台国と言うクニが卑弥呼を王女として全国を統一したのである。小国同士で争っていた日本に訪れた平和です。

彼女は占いや呪術によって、神のお告げを聞くことができる女性でした。そのため人々は彼女を尊い、全て指示に従ったと言います。

神の啓示を受けた!フランスのJanne Da Arc(ジャンヌダルク)

15世紀前半のフランス。

当時イギリスとの間で100年戦争が起こっておりフランスが敗勢に陥っていたところ、ジャンヌダルクと言う10代の女性が登場します。

彼女は神の啓示を受けたと言い、次々と奇跡を起こし、軍人たちの士気を高めたり、戦いの指揮を取って勝利に貢献し、劣勢を挽回するに至りました。

重要な戦いを経て一区切りつくと、彼女は自分の役割変わったことを悟り、そして、19歳で処刑されてしまいました。

彼女は今でもフランスの国民的ヒロインとして崇め奉られています。

信じ込む力と自信

ジャンヌダルクも、卑弥呼と似ていて、神の啓示を受けた不思議な女性である。本当にそんな力が流のかどうかは本人ではないので言い切れないが、周りも信じるほどに、本人もそう信じきっていたため、そのように堂々と振る舞うことができたのだと思います。

宗教家の中には自分が嘘ついてる自覚があって、信者たちを騙してる教祖も多いと言います。宗教の教祖の、信者たちを信じ込ませる力って本当にすごいですよね。その力をもっといいことに使えないのかと、思います。

卑弥呼やジャンヌダルクも、その強烈なキャラを考えれば、現代社会に求めるのは難しそうですが、優れたリーダーとは、やはり人と違っていて、普通の人には理解できないような才能や個性、そしてぶれない信念を持っている人が、リーダーの証ではないだろうか

媚びてまで好かれるよりは恐れられろ

マキャベリの「君主論」と言う世界的名著をご存じでしょうか?

現代のビジネスマンにまで読み続けてられているリーダーのための本です。実践的で現実的な内容が書かれています。

例えば、「君主にとって、愛されるのと、恐れられるのではどちらが望ましいか?」と言う問いに対して彼は、自ら率先して部下に嫌われる必要はないが、無理に媚びてまで部下に好かれようとしてはいけない、と言っています。

なぜならば人と言うものは愛が憎悪に変わって、裏切る事はいくらでもあるが、恐怖でつないでおきさえすれば、復讐される恐怖の方が強くなり、裏切ることができないからである。

ただし、「わざわざ恨みを買うことだけは避けるのが賢明である。」とも付け加えられている。つまり優れたリーダーは、部下に嫌われることを恐れないのだ。

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