飛脚の速さと食事の秘密
飛脚って知ってますよね?最近知った話なんですがすごいことを知ってしまいました。なんと飛脚は現代のマラソンランナーよりも速かったのではと言われていることです。さらに驚きなのが飛脚の食生活です。
走行距離
以下、昔に書いた関連記事(意外に読んでもらっている)なのですが、こちらから引用すると、
江戸と京都の間に幕府御用飛脚が走り、各大名の領地と江戸の間には、大名飛脚が走りました。また、京都や大阪の有名店が江戸に進出するようになり、商人が経営する町飛脚も走るようになります。月に3回決まった日に「普通便」が走り、これが頻度が増えていき、「常飛脚」となります。また、鎌倉時代は馬を使っていましたが、経費がかかりすぎるため人がリレー式で走っていました(!)。それでも江戸から京都までを六日間ほどで届けたと言います。
江戸〜京都(約500km)の荷物を6日で届けたようです。
一人の飛脚ではなく、駅伝方式で繋いでいたと言われていますが、一人一日に150km以上は走っていたそうですからとんでもない速さと体力です。
食生活
走っている際は、麦飯のおにぎりと漬物程度、、だったそうです。
普段の食事も麦入り玄米ご飯、漬物、味噌汁、魚の塩焼き、たまに豆腐や納豆など、、、この程度だったそうです。
これだけでとんでもない距離を走っていたというとすごいですよね。
最近、超少食のススメみたいな本ありますよね。あえてあまり食べない方がいいとか。
僕も一時期少食にはまって、最近は1日2食かな。そこまでストイックにしていなかったので、実感はまあそこそこですが、やっぱり少食ってすごいんでしょうかね。さすがに現代人は食べ過ぎだというのは賛成ですがね。
西洋人の実験
明治時代頃には、西洋人が飛脚の体力に驚き、ある実験を行ったそうです。
一人には、従来通り日本食のお米、大麦、芋類、栗などの高炭水化物、低タンパク質の食事。
もう一人には、西洋の肉類を中心とした高タンパク質の食事。
西洋の食事をとった飛脚は、3日ほどで、疲労が激しくなり、元の日本食にしたらまた体力が戻ったそうです。
昔のコメはタンパク質が豊富だった説
一説には、昔の日本人がこのような質素な食事で驚異的な体力を持っていたのは、昔の米がたんぱく質豊富だったからなのではとも言われています。
マラソンランナーの食事は??
でも考えてみれば、運動する前にバカ喰いするやつなんていませんよね。
ちょっと調べてみたのですが、糖質とか、炭水化物はしっかり摂った方がいいようです。エネルギーになるから。
そういう意味では、飛脚もマラソンランナーみたいなもんですから、しっかり玄米ご飯で炭水化物を摂っていたから走れた、とも考えられますね。
少食のスポーツ選手
体操の内村航平選手、ゴルフの横峯さくら選手、陸上の為末大選手などが少食だそうです。
たくさん食べてエネルギーを蓄えるというより、吸収にもエネルギーは使われますし、吸収の効率性なども考えての少食だと思われます。
江戸時代の、玄米と脚気の関係について書いた記事はこちら!