浅間山の噴火レベル引き下げ。噴火の歴史とは
気象庁は2018年8月30日、群馬県と長野県の境にある浅間山の噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から、「1」(活火山であることに留意)に引き下げたと発表しました。浅間山の噴火警戒レベルが1に下がるのは約3年ぶりです。
昨年も今年もネット上では噴火が心配されていた浅間山。しかしたった200数十年前の江戸時代には大きな噴火を起こし人々の生活に大打撃を与えてました。その歴史に迫ります。
<ネット上で心配されていた声>
浅間山噴火!は次はいつか。軽井沢もわずか5.6キロと近い。
#噴火#草津 pic.twitter.com/OJdhzSDe76— nari 外資系医療関係勤務 (@F18E) January 26, 2018
白根山噴火の様子が出て来ないのだがやっぱ噴火したのね…隣りの浅間山も最近噴煙出てるしそろそろ噴火るかしらね?( ˙꒳˙ ) pic.twitter.com/zG63m7tgH7
— 木曾(ted)將路Φ キソっち← (@kissozzchi) January 23, 2018
日本最大の火山事故「浅間山噴火」
長野県と群馬県の県境にある浅間山は、江戸時代に約20回も噴火しているが、中でももっとも被害が大きかったのは、1783(天明3)年7月6日〜8日の天明の大噴火である。
火砕流が群馬県側の鎌原村(現在の嬬恋村鎌原地区)を襲い村全体が埋没、吾妻川流域を中心に1500人の死者が出た。
日本最大の火山災害だったとされている。
この大噴火で流れ出た溶岩流の跡が、今も見られる「鬼押出」の奇観である。この年は、世界各地で火山の噴火が相次ぎ、浅間山の噴火もそれに連動したものと考えられている。
被害状況
この噴火によって、関東地方から東北地方にかけて大量の火山灰が降り、農作物に大打撃を与え、天明の大飢饉をもたらすことになった。
東北地方を中心に約30万人もの餓死者を出し、江戸でも物価が急騰して庶民の生活を直撃した。
たとえば、その年の春、一両で六斗三升買えた米が、秋には四斗三升しか買えなかったという。
時の老中田沼意次は、御救い小屋を設け、集まってきた窮民に一日三合の米を配給するとともに、関東近郊から江戸へ米を集めなんとか危機を乗り切った。
しかし、東北地方に対しては無策だったた め、多くの犠牲者を出すことになったのだ。
富士山だって怖い
日本は火山の国だ。このような富士山噴火のシミュレーション動画もありとてもリアル。天明の噴火のように火山灰が降ってくる事による被害は、PCなどの精密機器が発達した現代ではより大きな混乱を招くのではないだろうか。。。
2018年は災害尽くしの年なのでこれ以上何も起こらない事を切実に願っている。。。
まとめ
自然災害は本当に怖いもの。最近では北海道胆振地震でも多くの方が災害にあっています。街ではスーパーやコンビニに人が押し寄せ食べ物を得るのが困難になり、
さらにはガソリンスタンドも営業していないとなると本当に食べ物を得るのが困難何ですよね。そして今では首都直下地震、東海地震、南海トラフ地震など、あらゆる場所での地震がいつ起きてもおかしくありません。
地震以外にもたくさんの災害に見舞われた2018年。
これを機に非常時のグッズを揃えるのも良いかもしれないですね。最近では栄養士が監修した非常食なんてのもあるみたいですよ。
参考記事