忍者はどんな仕事をしていたのか?
歴史小説や漫画やアニメでは、よく登場する忍者ですが、実際にはどんな活躍をしていたのでしょうか?私たちは中学、高校と歴史を学んできましたが、教科書には全くと言っていいほど登場してきませんよね?そんな忍者のことについてまとめてみました。
忍者の階級
上下関係があった
忍者の世界には上下関係がありました。多くの忍者は個人ではなくどこかの組織に属しています。今でいう会社員と一緒ですね。有名な伊賀忍者では、「上忍」「中忍」「下忍」という階級に別れています。
あれ、、、どこかで聞いたような、、、そう!あの海外でも人気の日本が誇る忍者漫画、ナ○トと一緒ですね。上忍は、会社で言う取締役、中忍が上忍の指示を聞いて現場を管理する中間管理職、下忍がその下の新人と言ったところでしょうか。
どこに属するかは、家柄によって決まりました。有名な服部半蔵なんかは、上忍に属したと言います。一方、盗賊と言われている石川五右衛門(いしかわごえもん)なんかも聞いたことあるのではないでしょうか。彼は下忍という立場が嫌になって組織を抜けて盗賊になったと言われています。つまり脱サラして泥棒になって、有名になったんですねwwいつの時代も組織から飛び出ていく人はいるんですね。
対して、甲賀忍者では上忍はなく、「中忍」と「下忍」だけでした。中忍が大名などと契約を交わし、下忍を率いて仕事をしていたようです。
忍者の仕事
情報収集
忍者の仕事は、主に情報収集をすることです。いわば、スパイみたいな感じです。手裏剣や刀で戦うのは、飽くまで、いざという時のための武器。情報屋というのが本業です。
変装のプロ
忍者は情報収集をするための変装のプロでした。ある時は旅人、、ある時は修行僧、、芸人、、行商人、、旅人なんかであれば、警戒されずにその地域の情報を聞き出したりできたのではないでしょうか。特に僧侶の変装などは、関所を簡単に通過できたそうです。
各地の仲間と連携
いつの時代も情報にとって最も大事なのは、人との繋がりだったということがよくわかります。情報屋である忍者も各地の仲間通し、暗号の文書で工夫してやりとりをしていました。
また政治力もあり、その土地の政治に不満を持っている者を味方につけて彼らかあ情報を得るのも常套手段として使っていたようです。
合戦での活躍
桶狭間の戦い(1560年)
織田信長が、数では圧倒的な劣勢を物ともせずに今川義元を打ち取った桶狭間の戦いでは、忍者の影の活躍がありました。梁田政綱は、部下に忍者を多く持っており、その情報網を使って信長に今川軍の情報を伝えた。信長は染田の桶狭間での功績を讃え、城を一つ与えています。梁田の活躍の裏には忍者があったのです。
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人取橋の戦い(1585年)
人取橋の戦い(ひととりばしのたたかい)は、伊達政宗軍と、佐竹氏、芦名氏をはじめとする反伊達の南奥諸大名の連合軍との戦いです。こちらも、数の上では圧倒的に連合軍で、伊達市は圧倒され押されている状況にありました。しかしここで伊達忍者の出番です。彼らは連合軍の石川氏と白河氏が、伊達氏と通じているという噂を連合軍に流しました。これが功を奏し、石川氏、白河氏は軍を払い、伊達軍は連合軍を退けました。
忍者まとめ
忍者の活躍、、、いかがでしたでしょうか??戦国時代において、圧倒的な劣勢の戦いでもひっくり返す大きな要因、その一つは情報力だったんですね。今とあまり変わらないのかもしれません。その情報のキーを握るのは時として忍者だったわけです。こうしてみると影の立役者のような活躍をしていたことがわかりますね。歴史の教科書では知ることができない、忍者の活躍でした。読んでいただきありがとうございました!
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