海外留学するも商人に売られ奴隷になり詐欺にあっても這い上がる男
そのふくよかな風貌からダルマ宰相と親しまれた第8代内閣総理大臣・高橋是清。
18歳で文部省に入省し、81歳で暗殺されるまで政界で生きた人物である。
留学先で奴隷に!?
政界ではその手腕を遺憾なく発揮した彼だが、青年期まではちょっとしたトラブル人生を送っていた。
お!面白そう〜
1867年、13歳のときに海外留学した彼はサンフランシスコの老夫妻の家で英語の勉強を始めた。
だが、家事手伝いをやらされて勉強をする暇もなく、たまりかねた彼が文句を言うと、別の家に移れと書類にサインをさせられる。
まもなくオークランドの農家に移ったが、そこで待っていたのは一日中の野良仕事。
実は彼がサインした書類は奴隷契約書だったのだ!
こえー!てか、留学してるくせに英語読めんのか〜!!
言っても13歳の子供だから契約書の意味も普通ならわからない年齢だしね。
それでもめげずに頑張った彼はさまざまな家を転々としたのち、翌年帰国。
机上の勉強はできなかったが、 ネイティブな英語は学べたようだ。
芸妓のヒモから政界入り?
いぎ帰国した高橋は英語の能力を生かし、書生や教員の助手などを務めるが、ひょんなことから芸妓遊びにハマり芸妓のヒモになる。
ヒモになる顔か、、、?若い頃はモテたのか?笑
さらに酒を覚えた彼は毎日、 毎日飲んでばかり。そんなときに舞い込んできたのが英語教師の仕事だった。
仕事は順調でそれなりに貯金もできるが、それも詐欺師にだまされスッカラカン。
その後、18歳のときに書生時代に知遇を得た森有礼に薦められて政界に入るが、彼との出会いがなければ高橋の人生はどうなっていたのかわからない。
高橋是清の名言
「私は子供の時から、自分は幸福者だ、運のいい者だということを深く思い込んでおった。
それでどんな失敗をしても、窮地に陥っても、自分にはいつかよい運が転換してくるものだと、一心になって努力した。」
留学先で騙されたことや、詐欺師に大金を騙し取られたことなど、苦難に遭っても還い上がってきた彼の人生を表していますね
やっぱ成功するイメージって大事なんよな。