江戸の町人の街の人口密度
江戸の人口密度は、町人地に限ると、世界一だった可能性が高い。
江戸の人口密度

tazaki
江戸にはどのくらいの人が住んでいたの?
明治初期の町別人口を見ると、町人の街だった日本橋地域は、
100坪当たりに平均9戸の家があり、30人ほどが暮らしていたと記録されている。
単純計算でも、1戸あたり10坪強ということは、20畳ほどの広さに家族全員が暮らしていたことになる。
実際、裏長屋では、六畳一間に4人以上が暮らしたケースが多く、人口密度はきわめて高かった。
これらの数字を人口密度に換算すると、 日本橋地域は一平方キロ当たり約9万人という大変な数字になる。
ちなみに、2017年10月1日の国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」によると、
東京都の人口密度が、一平方キロ当たり6,264人なので、
15倍ほどということになります。
もちろん、東京都の人口密度は現代の都道府県の中ではダントツで多いです。
町人の街に限れば、世界一?

tazaki
なんでそんなに人口が密集しちゃってたの!?

彩葉
ちなみに、、
江戸全体のうち、69%を占めていたのが武家地で、
15%が寺社関係。
町人は、全体の16%に寄せ集められていたのよ。
町人人口は約50万人だったので、一平方キロ当たりの人口密度は、およそ6万人となる。
町人の世界に限れば、江戸の人口密度は世界一だったといって間違いはなさそうだ。