サンクコスト(埋没費用)の意味と事例

身の回りに潜むサンクコスト

 

皆様、サンクコスト(埋没費用)のことを聞いたことがありますか?

これは日常の意思決定にも、とても影響をもたらしています。

ビジネスだけでなく、普段の生活の例を、まずは見ていきましょう。

サンクコストの事例

サンクコストーつまり埋没費用とは、すでに投下してしまって、回収不可能な費用のことを指します。と、、、こんな説明だけじゃ分からないですよね。

身近な生活の例でいえば、まぁ「お金の費用」だけでなく「人に対する投資費用」も含みます。まずは、お金の面から見てみましょう。

スポーツジムの事例

月額会員制のジムにスポーツジムに通う人の例を見てみましょう。

ダイエットをするぞ、もしくは肉体改造することを一念発起し、ジムに通うことにしました。

そして入会金1万円、最初の月会費、8000円を支払ったとします。

この時点で既に、1万8000円の投資をしました。

これだけお金を払っていると思うと通い、月額一定で通い放題のジムなので、

月に1回や2回しか通わなかったら、もったいないですよね。

だから、週に、2回でも3でもたくさん通うようになるんです。

なぜなら最初に投資したお金がもったいないという気持ちがあるので、

途中で、「やっぱりやめようかな」とか思ったとしても、

それまでに投資した金額が頭をよぎるんです。

実はジムのビジネスモデルってこれがかなり重要なんですよね。

コンサートチケットの例

次の事例は、事前購入のチケットです。

コンサートでもスポーツのチケットでも何でもいいんですが。

大体、1万円弱ぐらいかかりますよね。どちらにしても。

だいたい、事前に購入していることになります。

そしてもし、当日天候がメチャクチャ悪くて、めんどくさくなってしまったとか、

一緒に行く予定だった友人が行けなくなってしまったってなったとしても、

やっぱり先にお金を払ってしまっているから何とかしていこうと思いますよね。

これもサンクコストを先に払ってしまっているので、「もったいない」と思って、

結局なんとか対処して行ってしまうという事例です。

意思決定というのは、意外と、このようなものに左右されています。

人に対する投資の事例です。

会社の社員教育

会社にとって人を採用するというのはものすごく費用がかかることです。

もちろん大切に育てた社員には成長して、仕事を覚えてもらいたいです。

しかし最初のバイトの1ヵ月目とか、新社会人1年目2年目なんて、

まあ給料どおりの仕事なんてできてないわけですよ。

だけどその人が成長して3年目4年目5年目になってきたら、

会社にとって戦力なるから、1、2年目はあまり戦力にならないとしても、

成長してもらうための投資だということで、会社は給料払うんですよね。

しかし、だからこそ1年目とか2年目のうちに会社を辞められてしまうと、

すごく会社としては、今までの人に対する投資が無駄になってしまうわけですよね。

だからなるべく社員にはやめてもらいたくないのです。会社としては。

恋愛関係のサンクコスト


しかも、恋愛とかお付き合いでもそうです。
長く付き合っている彼氏、彼女ほど、それまでにかけた時間とか、プレゼントやら外食にかけたお金とか、、気になってしまう瞬間があるかもしれません。
だから、それで迷っていたら、もはやそれは愛なのか?と思ってしまいます。
サンクコストバイアスにかかっているだけじゃないのか。それで継続していっていいものなのか。

損切りできない理由

全てのケースに当てはまる訳ではないですが、もしその恋愛が、お互いプラスになるような「良い付き合い」ではない場合、投資の損失先送りに形が似ているようにも思えます。
投資をやっている人ならば、「損切り」は大変重要なことの一つですよね。タイミングが、、、特にFXなんかやったことある人なら、なかなか損切りできなかった経験なんてありませんか?
「また戻ってくるはずだ、、、!」
という期待が裏目に出てしまい、損が小さいうちならまだマシだったものの、結局さらに損を大きくしてしまう。これは、損失先送り効果によるもので、損切りができなくなってしまっています。
まあ、その期待が正しい結果に転がり、損が特に転じる場合ももちろんあるので、一概には言えません。(もし気分を害された人がいましたら、これは説明の例えで言っているだけなので、どうかご了承を。m(_ _)m)

サンクコストを利用する方法

このようにサンクコストを生かす方法があるとすれば、

やる気を出させるために、先に投資をさせるというのが、

1つ、手段としてありますね、はい。

これって例えば英会話教室とかでも同じですよね。

先にお金を払ってるからこそ、継続して頑張ろうと思う例もあるし、

投資したからこそ一生懸命頑張ろうと、人は思うものです。

無料で得た情報や、教材はなかなか勉強しようという気になりにくい。

だからサンクコストの理論は、自分自身が頑張るためにも、

他人に頑張らせるためにも、活かすことができるわけです。

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