【3分で読む】経済学と心理学の交差点「行動経済学」とは

経済学

経済学の最先端ー行動経済学


こうした「心の会計」は「行動経済学」の法則のひとつ。
2002 年のノーベル賞で注目を集めた。
この分野を切り拓いたのは経済学者、ダニエル・カーネマン。
伝統的な経済学が合理的な人間を前提としてきたのに対し、
カーネマンたちは、人間はしばしば「非合理的」な判断を下すことに着目。
実験を取り入れ、一見、非合理的な行動の中に
何らかの「パターン」を見いだし、 論理的に説明しようとする。
例えば「心の会計」の場合、
合理的に考えれば、働いて稼いだ1万円 と
ギャンブルで手にした1万円の経済的な価値は同じ。
なのに、人は つい心の中でお金の重みづけを
変えてしまうという、こうした非合理性を
分析するのが行動経済学なのである。

ピークエンドの法則

合コンに参加したある女性。ずいぶん楽しんだはずなのに
帰り際に参加者の一人から食べ過ぎを注意され、一気に冷めてしまった。
合コンの「最後」の印象が悪かった事で、その合コン全てが悪かったと感じてしまう。
このように、人はピーク時と終わりの印象だけで
全体の印象を決めてしまう傾向がある。
これを「ピークエンドの法則」と呼ぶ。これも行動経済学の法則だ。
日常の出来事には経済学があふれている
行動経済学では、こうした「人間の性」
に着目した法則がほかにも色々示されている。

アンカリング効果

セールでよく見かける、「割引」の文字。
もとの価格との「差」を強調することで
消費者はつい「お買い得」だと感じてしまう。
これがアンカリング効果だ。
ちなみにアンカリングとは、船の「いかり」
を意味するアンカーに由来する。
いかりは、一度下ろすとそこから動かない。
いわば「基準」。 割引セールでいえば、もとの価格がアンカー、
すなわち基準となっている。

フレーミング効果

例えば、「年末ジャンボ宝くじ」で 1等が当たる確率は、
わずか「0.00001%」に過ぎない。
しかし本数で表すと「68」(※2008年の場合)。
同じ宝くじでも、本数で表したほうが、
期待がもてるような気がしないだろうか。
モノを見る「フレーム」を変えることで、
値打ちまで変わるように感じる。
これが 「フレーミング効果」だ。

保有効果

バイクや車など、自分が保有しているモノを
簡 単に手放したくないという人は多いだろう。
人は、いったんあるモノを保有すると、
その価値を高めに評価してしまい、
手放すことによる損失を恐れる傾向がある。
これが「保有効果」だ。
今現在保有しているものを売却する方がメリットはあっても
これまでの投資が無駄になると感じてしまい、
決断をすることができなくなる。

生活に役立つ行動経済学を学ぶには

2017年、ノーベル経済学賞をとったリチャード・セイラーの著作、「実践・行動経済学」が大変おすすめです。
「心理学×経済学」の交差点にある行動経済学を入門するのに最適な一冊!

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