恋人や夫婦間で、 ケンカしても溝を作らない話し方

行動を指摘するのはいいが、人格を責めてはいけない

恋人や夫婦として長くつきあっていると、ささいな行き違いでケンカになってしまうのはよくあることです。

それ自体は仕方がない事ですしケンカするほど仲が良いとも言われます。

気をつけたいのは、お互いに感情的に後を引くようなケンカにしないことです。

ケンカのときに一番こじれてしまうのは、勢い余って相手の人格を否定してしまったときです。

相手の行動を責めるのはいいですが、人格を責めてはいけません。

行動を責めるだけ

たとえば奥さんが、いつも服を脱ぎ散らかしている旦那さんに対して、「服を脱いだら、ちゃんとたたんでしまってほしい」と言うのと、「そういうだらしがないところがダメなのよ。育ちがわかるわね」と言うのとでは、旦那さんはどちらが深く傷つき、腹が立つかというと、当然後者のほうです。

前者の場合は、「脱いだ服を脱ぎ散らかす」という行動を直すことを求められているだけですが、後者については、「おまえの性格を直せ。まあどうせ直せないだろうけど。」と言われているわけですから、自分の人間性そのものを否定されたような気になります。 

人格否定すると離婚率が高まる

もし、ケンカのたびに人格を否定する言葉を浴びせられたら、旦那さんの奥さんに対する気持ちは確実に離れていきます。

人格に対する否定的な言葉を多く言い合って いる夫婦ほど、離婚率は高くなります。

だからどんなに怒っているときでも、相手の人格を否定する言葉はけっして言わないことです。

そしてつい口にしてしまったときには、できるだけ早く素直に謝ることが大事です。

同意を求めるように話す

最近は共働き家庭がほとんどでしょうから、家事を夫婦で分担しているケースも多いと思います。

旦那さんが料理や掃除に不慣れな場合、奥さんとしては見ていてイライラすることでしょう。

つい「そのやり方は違う。もっとこうしないとダメ」と口にしてしまいがちです。

けれども人は、自分がやっていることを真っ向から否定されると、たとえ言われたことが事実であっても素直に受け入れられないものです。

これが仕事であれば、上司やお客さんから言われたことには従うしかありません が、夫婦のような遠慮のない関係の場合、旦那さんは思っていることが素直に顔に出て、つい奥さんに対して不服そうな態度を示します。

すると奥さんは、その態度にさらにイライラを募らせることになります。こうしてお互いの感情に火がついて、ケンカに発展するわけです。

これを避けるには「○○をするときには、こうしたほうが効率的だと思うんだけど、どうかな?」というふうに、相手に同意を求めるような話しかけ方をすると、旦那さんも素直に耳を傾けてくれます。

I(アイ)ではなくWeで話す

I(アイ)ではなくWeで話すと、ケンカになりにくい。

また、お互いにケンカになりかねない話題ほど、I(私は)ではなくWe(私たち は)を主語にして話すことも大切です。

「私は今仕事がこういう状況だから、あなたには○○をしてほしい」というように、 I(私は)を主語にして話すと、「俺だって今仕事がこうだから、そんなのは無理だ よ」と相手に反発されて、対立関係に陥りやすくなります。こちらがIで話すと、相手もIで返してきます。

けれども、「私たちの今の状況を考えると、私が○○を担当して、あなたが△△を担当するといいんじゃないかと思うんだけど、どうかな?」というふうにWe(私たちは)で話すと、相手もWeでその問題について考えます。

お互いに冷静な話し合いになりやすいわけです。

 大義名分を掲げる

さらに「もうすぐ生まれてくる子どものことを考えると、こうしたほうがいいんじ やないかな?」といったように、大義名分(ここでは子どものため)を入れるとより効果的です。

大義名分を出されると、相手は反論できなくなります。また「いや、でも子どものためには、ほかにもこういうやり方もあるよね」といった建設的な話し合いになりやすいというメリットもあります。

ほんのちょっとした言葉がけの仕方一つで、人間関係は良くなったりも悪くなったりもしますから、十分に気をつけたいものです。

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